KOOV Challenge 2024 結果発表

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今夏開催された年に1度のKOOVの国際大会「KOOV Challenge 2024」の受賞者を発表します。
受賞者のみなさま、おめでとうございます!

ロボット制作部門

ロボット制作部門のテーマは「宇宙へGO!」。

 

宇宙で活躍できるロボットをKOOVで思い思いに制作していただきました!

ではさっそく、受賞作品を見ていきましょう。

未就学区分

金賞: うちゅうのどうぶつえん
プレイヤー: はちわれ さん


銀賞: ニコロボ
プレイヤー: しょう さん


銅賞: うちゅうカバくん
プレイヤー: すけどん さん


未就学区分担当審査員講評

今年のテーマ「宇宙へGO!」に基づいて、皆さんが制作されたロボットの数々には、宇宙空間ならではのアイディアが色濃く反映されており、非常に感銘を受けました。各チームが、宇宙という未知な環境を舞台に、誰がどのようにロボットを活用し、どんな問題を解決できるのか、どうやって楽しむことができるかを深く考えたうえで制作に取り組んでいる姿勢に感心いたしました。

今年も多くの素晴らしい作品が集まり、審査は困難を極めましたが、特にテーマとの関連性が高く、斬新なアイデアや技術が光る作品に特別な賞をお贈りさせていただきました。宇宙に適したロボットの設計は、単に技術力だけではなく、その背後にあるストーリーや、現実の問題解決への視点が大きな役割を果たしていると感じました。物語や背景を考え抜くことが、より実践的かつ創造的なロボットを生み出す原動力になると思います。

今後も、皆さんが日々の生活や身の回りの事象を注意深く観察し、その中から未来の技術やロボットの可能性を探る力を磨いていただければと思います。そして、次の挑戦に向けてさらなる成長を期待しています。皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、素晴らしい作品をありがとうございます。また来年のコンテストでお会いできることを楽しみにしています

株式会社ソニー・グローバルエデュケーション 未来教育事業部 統括部長
池長 慶彦

U-G3区分

金賞: 宇宙タクシー
プレイヤー: ぶー さん



銀賞: うちゅうじんたんさき
プレイヤー: Koutaro さん



銅賞: 宇宙で、人参製造機!
プレイヤー: 01800485@axis さん


U-G3区分担当審査員講評

皆さんの作品はどれも素晴らしい発想と工夫が詰まっており、とてもワクワクしながら審査しました。宇宙という未知の世界に対し、ロボットがどのように役立つかを色々な角度からじっくりと考え、試行錯誤を重ね作り上げたことが伝わってきました。また、ロボットの形や動き、色の使い方など、皆さんの「こんなロボットが作りたい!」という気持ちが感じられて、感動しました。特に高く評価したのは、ユニークな発想でテーマを捉え、機能性とデザインを高いレベルで両立した作品です。ほかの作品と比べて「自分の作品ならではの良いところはどこかな?」と考えることが、さらにレベルアップするための大きなステップになります。今後も自分のアイデアを大切にしながら、新しい作品に挑戦してください。また次回、皆さんのさらなる成長と、素敵な作品に出会えることを楽しみにしています。

株式会社ソニー・グローバルエデュケーション デザイナー
高橋渉平

U-G6区分

金賞: 月面・惑星都市を守るシャトル
プレイヤー: アドバンス さん



銀賞: 惑星探査機スペースオルカ
プレイヤー: 蘭 さん



銅賞: 歩ける発電機
プレイヤー: 健志郎 さん



U-G6区分担当審査員講評

今回のテーマは『宇宙へGO!』でしたが、今回の応募者の中で誰一人宇宙に行ったことはなかったと思います。それなのに、自分の頭で考えて想像し、『宇宙で活躍するのはこれだ!』とみなさんが一生懸命に考えてくれたことが、作品の一つ一つから伝わってきました。また、自分の作った作品について、プレゼンシートに想いを込めてくれてありがとうございます。熱い気持ちや、キラキラする夢があふれる手紙のようでした。感動しました!たくさんの素晴らしい作品から、賞を選ぶのはとても難しかったのですが、受賞された子どもたちは、おめでとうございます!今回は選ばれなかった子どもたちは、次に向けてチャレンジを続けてほしいです。いつも、自分だったらこうしたいな、という湧き上がるアイディアを大事にして、それを形にしていけば、いまよりもっとステキな作品が作れると信じています。これからもKOOVを楽しんでください!

株式会社ソニー・グローバルエデュケーション 経営企画室長
櫻庭 佑輔

Open区分

金賞:六脚歩行モデル「ソラグモ」
プレイヤー: 旋崎雨音 さん



銀賞:宇宙エレベーター
プレイヤー: 舗根川 金将(ほねかわ きんしょう) さん


銅賞:宇宙ゴミ回収機
プレイヤー: お父さんもやってみたい さん



Open区分担当審査員講評

どの作品も独自のアイデアをもとに制作されており、楽しく拝見しました。皆さん一人ひとりが「ロボットを使っているときにこんなトラブルがあったら…」「宇宙人と出会ったらどんな反応をするだろう?」など、テーマについて深く考察されていたことが伝わってきました。

また、作品の背景にあるストーリー、造形、プログラムのいずれにおいても、バランスよく完成度の高い作品が多かったことが印象的でした。その中でも、一際輝くこだわりや工夫を感じた作品には高得点を付けさせていただきました。

金賞の『六脚歩行モデル「ソラグモ」』は、未開の惑星で活動・探索するためのロボットです。ひっくり返っても何事もなかったかのように動ける機構や、タイトルにぴったりのユニークな造形が素晴らしいです。KOOVでは2つのコア間の通信に対応していませんが、LEDと光センサーを使ってうまく実現されていることに驚きました。一見複雑に見えますが、シンプルに設計されており、実際に宇宙で稼働していてもおかしくない完成度に衝撃を受けました。

銀賞の『宇宙エレベーター』は、もっと手軽に宇宙旅行ができたらいいなという願いを形にしています。KOOVにおいて、ギアを使って垂直移動する作品にはブロックとラックギアを用いることが一般的ですが、この作品では織ゴムを用いることで、少ないパーツで長い距離を運べる拡張性が実現されています。従来の型にとらわれず、新しい仕組みや素材を取り入れるというイノベーションの重要な要素が感じられました。

銅賞の『宇宙ゴミ回収機』は、宇宙ゴミを回収するためのロボットです。無重力空間で移動するため、タイヤではなくガスを噴射することで動くことが想定されています。また、資源が限られる惑星でも稼働できるように、太陽光をエネルギー源として動作する点もよく考えられていると思いました。実際に宇宙で動かすならどんな仕組みが必要か、よく考えて作られたことが伝わりました。

KOOV Challengeは今回で8回目になりますが、「シンプルなパーツでこんなに高度なことができるんだ!」と、KOOVの表現の可能性に改めて気付くことができました。素敵な作品を提出いただき、ありがとうございました。次回のチャレンジも楽しみにしています。

株式会社ソニー・グローバルエデュケーション プロダクトマネージャー
倉橋 真也

新人賞

新人賞:むじゅうりょくでもペットのせなかにのれるきかい
プレイヤー: イーブイ さん(未就学区分)



新人賞:カメラで危ないものの写真を撮る探査機
プレイヤー: サトシ さん(未就学区分)



新人賞:いん石シューター
プレイヤー: ぱる さん(U-G3区分)


特別賞

特別賞: こうすいペンギン
プレイヤー: かな さん(U-G3区分)


特別賞: 花の受粉を助けるロボット
プレイヤー:kazukiさん(U-G6区分)



特別賞: 星⭐️キャッチャー
プレイヤー: うら さん(U-G6区分)



特別賞: 惑星で使える探査機
プレイヤー: メル 作って欲しいもの募集中‼️ さん(open区分)



特別賞: 遠隔操作型アーム
プレイヤー: ピカチュウ さん(open区分)



入賞したみなさま、おめでとうございます!


ソニー・グローバルエデュケーションからのメッセージ

ソニーのKOOV チャレンジに作品を応募して頂きありがとうございました。また、日頃からKOOVを活用した学習に取り組んでくださった保護者の皆様、指導して下さった先生の皆様本当にありがとうございます。
KOOVを開発しお届けしている我々の想像を超える作品に感激しております。ストーリーの魅力に感動する作品、一瞬でその魅力に引き込まれてしまう作品、発想の豊かさに驚いてしまう作品など、将来のクリエイターを予感する作品が多く今から将来の活躍が楽しみです。
作品で自分の構想を実現できましたでしょうか?構想通りにKOOVが動かず、プログラムの修正やブロックのやり直しなど、時を忘れて取り組んだのではないでしょうか?間違いの原因を見つける、構想を発展させてより良い作品にバージョンアップする。そんな過程で皆さんの探究する能力が成長したと思います。上手くいかなかったときがチャンスです。集中して頭をフル回転させて、時には周りの人にアドバイスをもらって、よく観察してモノづくりに挑戦してください。そしてまた素晴らしい作品を見せてください。皆さんの成長を楽しみにしています。

株式会社ソニー・グローバルエデュケーション
代表取締役社長 加藤直樹

 

さいごに

今年のKOOV Challengeはいかがでしたか?みなさんが作品づくりやプログラミングに夢中になれるきっかけになっていたら幸いです。

今後もKOOVならびにKOOV Challengeをよろしくお願いいたします。

ソニー・グローバルエデュケーションの プログラミング教育

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